空き巣犯の風貌とは
空き巣は人が家の中に居ない時に泥棒行為を行う犯行手口です。人が居ないかどうかは綿密な下見によって把握しており、1人暮らしや家族暮らしは問わず、ねらい目の家を見つけ出します。ですが、この綿密な下見を周囲の人に怪しまれることなくなぜ遂行できるのでしょうか。
空き巣のイメージ
泥棒のイメージとされる、黒づくめ・覆面・目出し帽、空き巣はまずこんなにも目立つ服装をしません。昼間っからこのような服装で住宅街を歩いている人が居れば、まず通報される事でしょう。人に覚えられる、人の目につくことを嫌う空き巣は住宅街・町中に溶け込むような恰好を好みます。
昼間に出歩いて不審がられない風貌とは一体なんでしょうか?
スーツ姿
ピシっとしたスーツにカッチリとしたビジネスバック、どこからどう見ても営業マンだと言わんばかりのなりふりで住宅街に溶け込んでいます。留守を確認する為にインターホンを鳴らしても、営業マン・セールスマンに見えるため周囲はそこまで不審がる事がありません。
作業着姿
水道工事・ガス工事・エアコン設備・リフォーム会社、住宅街に居ても不審ではない恰好が作業着です。水道の点検に来ました~と言って一軒一軒留守を確認していても周囲は空き巣だとは思わないでしょう。また、敷地内をうろついていたとしても、工事の関係だと思われる可能性もあるのです。
こうした様に、空き巣は町中に溶け込み留守である住宅を外から確認、出勤・買い物時間の把握、洗濯物・新聞受け、時にはインターホンを直接鳴らして確認しています。
自宅が狙われているかどうかは、周りに空き巣犯が残した印が無いかどうかを確認し、最近訪問があった営業マンやお知らせもなく工事関係者の人が来ていないかどうかを思い出してください。ちゃんとした営業マン・工事関係者もいますので、まずは訪問された際には身分確認を行う事。管理会社や地域の人と情報を交換する事。もしうろうろしている人がいれば声をかけて、しっかり顔を確認する事。もちろん出かける時には戸締りと、出来れば防犯カメラやアラームなどで対策をしておく事、などが必要となります。