空き巣の侵入手口
「 ピッキング 」
平成12年ころから世の中を揺るがした空き巣の侵入手口がピッキングです。みなさんも耳にしたことがあるかもしれないピッキングですが、それ程多数の被害が出ていましたからメディアも大きく取り上げていました。
そのかいあって防犯意識が高まり、平成14年頃の19,121件をピークに減少し、平成25年頃には53件の被害までとなりました。今ではピッキングで開けられる鍵を取り付けている住宅はほとんどありませんが、古い賃貸物件にお住まいの方は注意が必要です。
また、ピッキングに弱い鍵は以下の通りですので、もしこれらの鍵をご使用の際は早めに鍵屋さんに依頼して交換することをお勧めします。
MIWAロック製 ディスクシリンダー
特徴はロゴが鍵の取っ手部分に縦方向で入ってます。
鍵の両側にギザギザがあります。
鍵穴は「く」のように見えます。
見た目は似ていますが、MIWAロックのU9シリンダーはピッキング対策が施されている鍵です。
「サムターン回し」
さてこちらの空き巣の手口については、まだまだ皆さんへの浸透率は低いものです。ですが、多くの被害が出ていますのでご注意ください。
サムターンとはドアの内側にある鍵を操作するつまみのことです。サムターン回しとは何らかの方法で扉の外側からつまみを回すことにより鍵を開ける不正な鍵開け方法です。
具体的な方法は、郵便ポスト・ドアスコープ・扉事態に穴をあける・扉の隙間から工具を差し込む、など。お、出来そうじゃないか?と思いのあなた、それは犯罪ですのでおやめ下さい。
持ち家だからといってやるべきではありません。専用の工具と技術を用いなければ、扉に傷をつけたり歪ませたりしてしっかりと扉を閉められなくなりますよ。扉の交換はだいたい、安くて25万円ぐらいしますので。
また逆に、これらのサムターン回しをされてしまい、もし扉に傷がいく・扉の交換が必要となる場合、それだけ費用がかかるかもしれないということです。早いうちに対策しておくことが必要でしょう。