補助錠といえばコレ!取り付けるべき補助錠3選

補助錠といえばコレ!取り付けるべき補助錠3選

補助錠といえば、家庭の防犯対策方法2のその5でご紹介した通り、既存の扉に取り付けられる後付けタイプの鍵です。補助錠があるメリットには、まず物理的に開ける鍵が2つになる面倒くささが、空き巣を遠ざけます。開ける時間が増える=人に見つかる可能性が高くなる、ということになるためリスクを避けたい空き巣に有効です。

今どきの新築住宅は鍵が2個ついているのが当たり前といえる程、補助錠は家庭に浸透している設備です。もしまだ取り付けられていない方、防犯対策が心配な方、今使っている鍵以外にも鍵が欲しい方は補助錠の取りつけも考えてみてはいかかでしょう。

そんな補助錠ですが、簡単に開けられる鍵をもう一つ付けたところであまり効果はありません。鍵屋さんがオススメするベスト3選をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

抑えておくべき防犯性の高い補助錠の特徴

補助錠は何でも取り付ければいいというものでもありません。鍵に詳しくない人から見れば、防犯性の違いはわからないかと思いますが、手慣れている空き巣は一目見てどの鍵を使っているか、それが開けにくいものかがわかります。一定の防犯性が認められている鍵を取り付けておきましょう。

そこで一般の方にもわかりやすい特徴として、CP錠というものがあります。CP錠に認定されていると、官民合同会議で定められている防犯テストに合格した製品となりますので、ピッキングや鍵穴壊しなどの耐性が高い鍵となります。

今回ご紹介する3つの補助錠はいずれもCP錠に認定されている鍵となります。また特徴としては既存の扉に穴をあけるだけで取り付けられる面付補助錠となります。通常は扉の中を彫り込んで錠前を収め、扉の枠のほうにも穴を開ける本締錠がありますが、面付箱錠の場合は錠前部分が扉の内側(室内側)にあるため、錠前部分が外から見えずバールを使った鍵壊しにも強くなります。

複雑さナンバーワン!合鍵の複製も防止する補助錠「セーフティリムロック」

本社はスイスのKABA社(ドルマカバ)で、日本の錠前と互換性がある鍵を作る日本支社の日本KABA(ドルマカバジャパン)の製品となります。鍵穴壊し・ピッキング耐性ともに10分以上の最高レベル。KABA社の有名な鍵にカバスターネオという複雑な作りをした鍵があり、セーフティリムロックにも搭載されています。こちらの鍵は標準で鍵の不正コピーを防ぐためのオーナー登録制というものがあり、鍵は持ち主がメーカーに注文することで作られます。どこの合鍵屋さんに持ち込んでも作ることができない徹底した鍵管理が特徴。

また、内側のサムターンを外出モードにすることで、工具をつかって外からサムターンを回そうとする手口を使っても空転して開けられない、という機能が搭載されています。

他にない点として、シリンダーの中にあるピンの数が挙げられます。一般的に防犯性が高いディンプルキーでは3列となりますが、カバスターネオ(セーフティリムロックのシリンダー)は縦横斜めの5列にピンが並び、複雑構造が大きな特徴となります。ただし精密な鍵となりますので、ゴミの取り除きなど、定期的なメンテナンスは欠かせません。

国内シェアナンバーワンのメーカー製「PRND3R」

国内シェアナンバーワンの日本メーカーMIWA社の製品となります。ND3Rシリーズの補助錠は搭載可能なシリンダーが4種類(MIWAのU9・PR-J・LB-J・JN)ありますので、今の鍵が搭載可能な鍵であれば、その鍵を使って補助錠も開けられます。カラーバリエーションも4種類、ドアの色に合わせて選ぶことができます。PR-Jシリンダーを搭載したPRND3Rにすると、ピッキング・鍵穴壊しともに10分以上で、扱いやすい操作性と高い耐久性があります。

スイッチ式サムターンを採用しているため、内側のサムターンを回す手口にも強いです。

防犯性が高いV18搭載の面付箱錠「MHJ」

国内の高いシェアを持つGOAL社の製品となります。GOAL社の有名なディンプルキーV18やGVシリンダーを搭載可能。鍵穴壊し・ピッキング耐性も高く、空転モード切替スイッチ付きの防犯サムターンを採用しています。GOALのオプションシステムであるキーチェンジシステムも適用可能。こちらの機能は主にマンション管理者向けで、専用の鍵を差し込むだけで前の鍵を使えなくし新しい鍵へ変更できる機能で、シリンダーや錠前交換のコストが抑えられます。

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